
キリスト教精神に基づく人間形成を行う神戸女学院では、生徒がボランティア活動に接する機会を多く設けています。これらの活動は自主的に実施されていますが、授業だけでは知ることができない貴重な経験を通し、「人や社会のために、自分ができることはなにか」を各自が考えます。そして、隣人を愛することの意味を、実践のなかで理解していきます。
春の子ども会(昭和の日に実施)
高等学部自治会が関西学院高等部学友会と共同で主催するのが「春の子ども会」。近隣の施設の子どもたちを学校に招待し、食事をしたり、一緒に遊んだりして共に時を過ごします。
秋の子ども会(勤労感謝の日に実施)
高等学部自治会が単独で主催します。春と同じく近隣の施設の子どもたちを学校に招待し、楽しいひとときを持ちます。
施設訪問(4月)
大阪水上隣保館-児童養護施設遥学園(大阪府島本町)を訪問し、施設の子どもたちと一緒に食事をしたり遊んだりします。また、施設の方のお話を聞いて、子どもたちを取り巻く問題について学び考えます。
釜ケ崎の炊出し(6月、12月)
中学部・高等学部自治会が主催します。年2回「米の日週間」を設け、全校生から集めたお米を釜ケ崎に運び、現地のいこい食堂の炊出しに協力しています。いこい食堂の方のお話も聞き視野を広げます。
クリスマス・プレゼント
施設で暮らす子どもたちに、生徒たちから集めたクリスマス・プレゼントを毎年贈っています。
その他の活動
以上のほかにも様々な活動を行っています。常に広く社会に目を向け、自分たちにできることを見つけ、積極的に関わる姿勢を大切にしています。
- 国立ハンセン病療養所である長島愛生園(岡山県瀬戸内市)訪問
- 広島訪問
- 白浜訪問(白浜バプテスト教会の学童保育プログラムに参加)
- 震災・飢饉などに対する援助の募金
- ユニセフ募金への協力
- プラン・ジャパン(発展途上国の子どもの里親制度)への協力 など