部長あいさつ

部長あいさつ「私たちの願い」 森谷部長

「私たちの願い」

 神戸女学院は創立以来「愛神愛隣」を永久標語としています。聖書は「神様はあなた方を愛し、特別な目的のためにあなた方を造られたのだから、その愛を受け入れると共に神様がなされるように、隣人にも愛を実践するものとなりなさい」と教えています。本校では、開校以来、毎朝の礼拝をずっと守ってきました。このことが、生徒たちの中学部・高等学部生活を貫く確かな柱となっています。

 人は、「あんなことがしたい、こんなことがしたい」「あんな人になりたい、こんな人になりたい」と、自分が何をしたいのか、自分はどんな人間になりたいのかということを考え、そのための勉強をしたり、色々な活動に取り組んだりします。物事が順調に進んでいる時は、日々の生活に満足して自分自身の生きる意味を考えずに過ごしていることが多いのかも知れません。しかし、その目標が達成されてしまった時や、目標に向かう途中で壁にぶつかり、達成できずやる気を失ってしまう時など、どうしてよいのかわからなくなって自分の進むべき道を見失ってしまうこともあります。それは、その人が本来あるべき方向性を取り違えてしまうため、またはそう深く考えていなかったために起こるのではないだろうかと思います。

 本校に通う生徒は、「いざというときには強い」「くじけずに乗り越えていく力がある」などとよく言われます。それは毎朝の礼拝を通して、「あなたは何者なのか。どう生きればよいのか。何のために生きているのか。そしてあなたは何をなすべきなのか。」を問いかけられ、自分自身で答えをみつけようとしていくうちに、必然的に身につく結果なのではないかと思うのです。

 礼拝で1年間に約180人、6年間で1,000人以上の者が語る経験や考えを聞くことによって、幅広い視点がそれぞれの中に生まれ、様々な問題に対して総合的に判断する力が知らず知らずのうちについていきます。また、与えられる言葉によって心が満たされ、希望を持って生きていくことができます。そして生徒たちは、「次は自分が」と壇上に立ち、自分の考え、感謝、希望を語ることができる生徒へと成長していきます。

 この繰り返しの中で、生徒一人ひとりが神様から与えられた人生のミッションは何なのかということに気づかされ、そしてこの学び舎で得た知識や技術を自分のためにだけ用いるのではなく、隣人、社会、世界のために「仕えうる者」として貢献し活躍できるリーダーとして成長してくれるものと、私たちは確信しています。

 神戸女学院中学部・高等学部は、神様のお導きの下、そのような学校であり続けたいと切に願っています。


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